木の葉が落ちています。
前日に雨が降って木の葉や道路が濡れていたのでしょう、木の葉の周りに水分が滲んでいます。
滲んでいない木の葉も一枚。
日頃注意しない木の葉の存在がこの滲みによって強調されています。
水というのは本当に生命感を感じさせます。
乾いた葉っぱにはない生々しい命の痕跡を見ることができるのです。
葉っぱの周りの滲みは、これがこの場所にある・・・という存在感を視覚化しているように思えます。
2020/07/20
かつてアレックス・ヘイリーの著作「ルーツ」がテレビドラマ化されたとき、「ルーツ」という言葉が流行した。
ルーツのことを思うと、気の遠くなるような数の祖先と、その系譜の末端に自分がいるという感覚を人種問題と共に考えさせられる。
私には父と母がいて、父母にはそれぞれ父母がいる。
そしてその父母の父母がいてまたその父母がいて・・・・ということを図示してみた。
この調子で書き進んでいくと平面上には表現できなくなる気がしてやめた。
「私・父・母」という形の基本パーツを作って、それらを繋ぎながら立体作品を作りたい衝動に駆られる。
しかし構造上それは無理になるに違いない。
3次元ではなく四次元に向かいそうな気もする。
私→父→祖父→曾祖父→高祖父・・・・
私→母→祖母→曾祖母→高祖母・・・・
遡るとこんなふうに呼ばれるらしいが、それ以上の呼び方を知らない。
2020/07/19