AIタレントを使ったコマーシャルが話題になっている。

テレビでは街頭インタビューでその様子を伝えていた。

その中で「目元のあたりが広瀬すずに似てる」という感想があった。

そうかもしれない。

恐らくたくさんの人気タレントや女優の顔をAIに記憶させ、そこからこの空想の人物ができ上がったのだろうと推測する。

こんな場合のAIに記憶させる女優の顔は、著作権あるいは肖像権侵害などに触れることはないのだろうか。

仮に制作段階で広瀬すずの顔がこのデータの中に含まれていたとしても、そのことは立証しにくいことかもしれない。

似ていると言われても、誰かに似ることなんかよくあることだから。

チャットgptなども、それを制作するにあたって入力された膨大な文章が全てオリジナルであるとは思えない。

著作権の複雑さを思う。

2023/10/27


完全防水仕様の傷テープを使うようになってから手放せない。

傷の治りも早く、なんといっても水仕事ができるのが有り難い。

ただ、それを剥がすときに傷口が引っ張られて痛かったり、テープの粘着物が取れにくかったりすることが今後の改良点だと思っている。

一昨日、皮膚を削り取るような怪我をして出血が多く傷テープも使えず、やむなくネットで調べた「ラップ」治療法を実践している。

しかし、これがとてもいい感じだ。

何がいいかというと、剥がす時に痛くない上に、テープの粘着物も残らない。

そして、治りも同じように早いように感じる。

傷口は消毒しないで、しかも乾かさないようにすることが大事だとネット情報には書いてあったが、これは傷テープと同じことだ。

傷口を乾かさないようにする・・・たったそれだけで治癒力が増すなんて発見だ。

2023/10/18


刃物研ぎの研究をしている。

精進の結果、大分上手くなって抜群に切れる研ぎができるようになった。

刃物だけに怪我が心配だったが、今日は木工作業中に鉋(カンナ)で指先を削ってしまった。

よく切れることが災いした感じだ。

おっちょこちょいの僕はよく怪我をする。

ちょっと傷が深そうなので、ネットで処置方法を調べてみた。

 

するとなんと新情報がある。

台所のラップとワセリンで治すというのだ。

 

https://kyoto-min-iren-c-hp.jp/koho/2005-07/4.html

 

以下抜粋

 

「キズができたときには、消毒してガーゼ」。昔から当然のように思われ病院でも行なわれてきたこの治療法、最近は考え方が180度変わってきているのです。最新の約束事はなんと「消毒をしないことと傷を乾かさないこと」。これさえ守ればこれまでより数段早く、どこの家庭でもきれいに、痛くなく治せる治療法なのです。しかも特別な薬品や物品は必要ありません。子供のすり傷なんて数日で治ってしまい、お年寄りの褥瘡でも同じ処置で治すことが可能なので、当院でも導入を始めた方法を今回ご紹介します。

 

毎日元気な子供たち。膝小僧をすりむいた、なんてことは日常茶飯事でしょう。まず、出血している場合は傷口を直接押さえて圧迫止血。決して心臓に近いところを縛ってはいけません。出血していなければとりあえず傷周囲の汚れやドロも砂ぼこりも湿らせたガーゼなどで拭いて落とし、できればきれいに水道水で洗い流します。傷口の中に砂や泥が入っていなければ、傷の中は無理に洗わなくてもよいです。汚れている傷であっても消毒は厳禁です。これだけですいぶんキズの治りが違うのです。

家庭の救急箱によくある消毒薬(マキロン・イソジン・オキシドールなど)は不要です。実は消毒するとかえって治るのが遅くなり、痕が残ってしまいます。きれいにキズを洗い流せば、体に害のあるばい菌はいなくなりますから心配はいりません。消毒すると痛い上にしみます。この「しみる」ということは、キズ口を広げているようなものなのです。キズは出来た瞬間から自分で治そうと働き、それで傷口がジクジクしてきますが、この黄色いシルみたいなものには、実はキズを治す成分がたくさん含まれているのです。キズを消毒したり乾かしたりすると、キズを治そうとがんばっている細胞が死んでしまうのです。だからキズを乾かしたり、消毒したりしてはいけないのです。

さて、洗ったあとはキズを何で覆えばいいでしょうか? なんとこれ、食品用のラップで覆うだけでよいのです。ラップを傷よりやや大きめに切り、ワセリンがあったらそれをラップに塗り、ワセリンの付いた面を傷に当てるのです。ラップだけでもいいですが、ワセリンを塗ってからあてた方が痛みがすぐになくなります。ワセリンは薬局で安価で買えます。オロナインのような消毒液の入った軟膏は塗らないでください。ラップはぐるぐる巻きにしてもいいし、四隅をビニールテープで浸出液が漏れ出る程度で固定してもいいです。

さらにその上に傷が浅かったら、その上を直接包帯で巻きます。傷が深そうだったら浸出液が多いので、それを吸い取るためにガーゼかタオルをあて、その上から包帯をしましょう。これを暑い時期では1日に2回以上取り替えてください。寒い時期では1日に1回の交換でよいでしょう。取り替えないとアセモができます。「ぬるぬるして気持ち悪くなったら交換」という程度でよいでしょう。取り替える際には創周囲の皮膚を十分に洗って、汗や垢やワセリンをきれいに落とすということです。痛くなければ、入浴は可能です。痛かったらシャワーで適当に流す程度でいいでしょう。洗う際は、創周囲の皮膚の汚れを落としたほうが気持ちいいので、石鹸をつけてもよいです。ただし、創面にこれらが付いたら十分に洗い流しましょう。

 

ワセリンを買いに近所の小さな薬局に行ったら、「ワセリンはそんな傷にはダメでしょう・・・」という渋い反応で頑なに売ってくれなかった。

「病院に行ってください」

と言われたが、そこまでひどくないと自分では思っていて、このラップだけの治療法を実践することにした。

傷とガーゼがくっつくのが嫌な僕はこのラップ治療法に期待している。

2023/10/16


幼少の頃、恐らく金属製のバケツの中で育ったのだろう。

時間が経って容器が錆び、成長期に地面に根を下ろした様子だ。

樹木の履歴がこの「首輪」で解った。

2023/10/15


電池の切れた腕時計を見つけ、ストックしていた電池を入れた。

時刻を合わせようとしたら、まさにその時刻を時計の針が既に指している。

なんという偶然。

あり得ないできごとにちょっとたじろぐ。

 

と、書いて「たじろぐ」という言葉を初めて使ったような気持ちになる。

ああ、これもまた変な感覚だ。

 

今、ここで、なにかが起きている。

そんな気がして、少し怖い。

2023/10/02

 


形を真似る/木の瘤・鉄製フレームに入った写真作品
形を真似る/木の瘤・鉄製フレームに入った写真作品
量感風景/ゼラチンシルバープリントに彩色
量感風景/ゼラチンシルバープリントに彩色

父は木の瘤(こぶ)を磨き出して置き物にする趣味を持っていた。

存命中、帰省するたびにそれらを僕にくれたものだ。

残念ながら自分にはその良さを理解する感性がなく、親孝行のような気持ちで快くいただいて帰った。

 

今回、谷崎潤一郎記念館で出品したこの瘤も父が磨いたものだ。

父の作品と言うよりは、既に自然界にあった形をとり出しただけのもで、そういう意味では僕がやっている写真と似ている。

写真もすでにある形を切り取ってくるだけのものだから。

 

写真の真ん前に、重なるようにこの瘤を置いた。

重なった様子を近づいて見ようとすると、後ろに立て掛けてある雲の写真が見えてくる仕掛けだ。

そういう置き物感覚の設置を、展示の日に即興で思いついた。

違う価値観で作った二人の造作物がここでようやく出会った気がしてちょっと嬉しい気持ちになる。

2023/10/01