[輪郭に重ねる]
正方形の「輪郭」に重なる月。
2020/01/31
[You are here ]
今年から看板地図の「現在地」を撮るようにした。
円の中心に現在地がくる。
周辺に風景が広がる。
何枚とれるだろう・・・。
2020/01/30
[報恩寺の角度]
山科にある[伏見]という居酒屋で、昨年の展覧会[報恩寺の角度]の打ち上げをした。
会場で配った印刷物(報恩寺・見どころガイドマップ)が大量に余ったので、三嶽さんに100枚ずつ梱包してもらいそれぞれ持ち帰ることにする。
それでもまだ1000枚以上余っているらしく、会場だった報恩寺にそのまま置いてもらうことになった。
作品を展示しない展覧会だったから、終わってもこの印刷物があるかぎり[報恩寺の角度]はまだまだ続く。
2020/01/29
[直線を拾う]
久しぶりに美専(大阪美術専門学校)に行った。
校舎の前の道路がまだ工事中で、こんな風に横断歩道がガードレールの真ん中を貫いている。
この場所に立って撮影すると直線がきわ立つ。
左右を分断する真ん中構図がこういう場合は活きる。
2020/01/29
[3D地図]
「至近距離の宇宙」展(東京都写真美術館)に行ってきた。
周辺を散歩していて一部分がレリーフ状に加工された地図を見つけた。
なにか別の実用的な目的のために後から取り付けられたように見受けられる。
平面地図を見ながら距離を体感しようとしたら、急に3D画像が目の前に現れた気分だ。
地図としては「無用なこの存在」に注意が行くのは、やはり赤瀬川原平の後遺症という他ない。
前日に美術館で八木良太の3D作品を見て、眼を肥やしていたせいもあるかもしれない。
自宅に戻って写真を確認していてYou are here 現在地 を見つけた。
今年からこの部分を中心にした円形写真を撮るつもりが、レリーフ地図に目を持っていかれたわけだ。
眼の迷いだな。
2020/01/27
[ファインダーの形と、見ようとするもの]
モノクロフィルムを入れると明度を意識する。
カラーフィルムを入れると色のことが気になる。
丸いファインダーで風景を眺めると、丸い形状に眼がいく。
四角いファインダーで覗くと、直線や直角の部分が気になる。
2020/01/24
[見る・聞く ということで]
古い自分のホームページ記事を覗いたらこの記述があった。
最近この件を友人と話題にしたことがあったのでメモしておくことにした。
文中では「一定方向に回転しているのだが」と記しているが、正しい言い方ではないように今思う。
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右回りに見えたり、左回りに見えたりする。
動画は一定方向に回転しているのだが、見る側で二通りの真逆な動きを感じるようだ。
面白い。
情報は同じなのに、右回りに見える人と左回りに見える人がいるということだ。
あるテレビ番組で、携帯のシャッター音が聞く人によって「撮ったのかよ」と「エーアイアイ」に聞こえることをとりあげていたらしい。
自分はその番組を見ていないが、同じ音声が全く違う言葉として認識されることを興味深く思う。
子供には「エーアイアイ」と聞こえ、老人には「撮ったのかよ」と聞こえるとも言う。
わたしには「撮ったのかよ」としか聞こえない。
「モスキート音」というのが話題になったこともある。
老人には聞こえない高音域があるらしい。
若者には聞こえるが老人には聞こえない。
一瞬悔しい気がしたが、若者も老人もそれぞれの音が聞こえるということだから、そこに優劣関係はない。
その辺も面白いと思う。
肉体的な特性がいろいろなものを感じさせる。
感覚とは肉体が感じる触覚的な領域なのだろう。
2013/05/24
[怖いものを持っている]
CマウントだからTVカメラレンズのはずだ。
長いレンズは望遠レンズだと思い込んでいたら、これは超広角レンズだった。
売っていた店もこれについては「詳細不明」だと言っていた。
8.5mm F2.8と書かれてF16まで絞ることができるが、メーカーの記載はない。
どこで作られたのかも解らないが、つくりはしっかりしている。
その点ではたしかな製品だと思う。
このレンズの長さの分がちょうど壁の厚さに思える。
壁に差し込んで使うレンズかと思うとちょっと怖い。
そういうレンズを持っていることが怖い。
覗くと大型カメラのように上下逆さまに映る。
スナップ写真を撮るようには行かず、4×5カメラを扱う趣だ。
2020/01/23
[無色透明]
不在感 より 透明感 を感じる。
2020/01/22
[偶然という不思議]
iPhoneの写真を整理していたら、懐かしい二枚が出てきた。
四・五年前に卒業生のK君と久しぶりに会った時のものだ。
彼の使っていた万年筆と、僕の使う万年筆が偶然同じなことにまず驚いた。
メモ帳の形状が酷似していること、アイフォンケースが似ていることなどあって、二人で騒いだことがある。
偶然の不思議 と言えば、皇室の「おわだ まさこ」様と「かわしま きこ」様のことを思い出し、僕のメモ帳に書いて説明した時の写真だ。
僕たちの持ち物の偶然はともかく、こちらの方は本当にすごい。
謎と不思議は深まる。
2020/01/22
[オレンジのリング]
SONYのTVレンズを買った。
F2 と暗いが、ピントリングにゴムが巻いてあったり、絞リングを回すとカチッというクリック感があったりして、しっかりした作りになっている。
コントラストが低いことや、逆光に弱かったりもする。
周辺のオレンジの環は いい感じに発色した。
2020/01/22
[四隅と四辺を見る写真]
ここを通ると必ずこの場所を撮影する。
いわゆる「トマソン物件」だ。
色合いと佇まいが美しく、写真にすると また違う存在感が現れる。
被写体は自分に必要な比率の矩形を撮影者に求めているように思う。
写される相手がカメラのアスペクト比を選ぶのだ。
2020/01/17
[気配を捉える罠]
画像がシャープである事はそれだけで気持ちが良いことではあるが、その逆もまた味わいがある。
空気や温度・湿度・匂い、そういうものが写るような気がするからだろう。
レンズがその場の気配を捉えるからかもしれない。
古いレンズを装着することは、まるで気配を捉える罠を仕掛けるようなものだ。
[丸い容れ物]
丸いファインダーで覗くと、何でもない風景がおもしろく感じられる。
きっと、四角いかたちでものを捉える癖ができてしまっているせいだな。
丸い容れものは日常をいつもと違う風景として盛り付ける。
器を替えたら味も違って感じられる、というようなことかな。
2020/01/06
[スマート]
スマホという言葉は「スマートフォン」からきている。
当初、「スマフォン」とも言われたけれど、いつの間にか「スマホ」が定番となった。
もとはと言えばiPhoneが語源だ。
アイフォンが出始めた頃、一部の熱狂的なアップルファンしか興味がなかったこの端末が、徐々に人気を得るようになり、各社が似たような機能のものを発売し、この新しいiPhoneのようなキカイをなんと呼ぼうかと考えたら「スマートフォン」になった。
スマート、という音の響きはどう考えてもスマートではないが、世の中はこれを許した。
2020/01/06
[忘却]
忘れる、ということがある。
こんなこと、忘れるはずがないのに忘れていたな・・・。
この箱の存在を・・・。
作ったことも、なんのために作ったのかも、いつ作ったのかも忘れていた。
シルクスクリーンで印刷された手の込んだものだ。
自分が作ったものには間違いない。
それには自信がある。
中身にはこれが入っていて、この矢印は1997年の展示で使ったものだから、多分その頃に作ったのだろう。
23年前の作品ということだ。
中の説明書には「・・・知覚への反応を認識しつつ[意味]と[無意味]を考えるためのキットです。どうぞお試しください。」と書かれてある。
ちなみにこれには50部のエディションがある。
サインは今の形とは違っていた。
2020/01/03
[老人も歩けば棒にあたる]
飛び出し注意の看板は子供が定番だったのに、最近は老人が登場する。
裏表描かれたイラスト看板は、こんな棒に釘打ちされて道路脇に立っている。
老人も歩けば棒に当たる。
この棒によって、物影から飛び出す感じが表現できる。
↑
今、まさに飛び出そうとする感じ・・・。
注意せよ!
謹賀新年
風景を円形で眺める。
円を形づくる曲線との接点が写真になるように思う。
2020/01/01
[集めること]
現在地コレクションをしようかと思っている。
2020/01/01