美濃加茂市民ミュージアムでの個展「風景を愛でる」が本日終了しました。

一ヶ月近い会期でしたが、あっという間に終わった感じです。

関西からもたくさんの方に来ていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

また出身地が岐阜県とうことで、小学校やら中学校、高等学校の旧友も足を運んでくれました。

いつもの個展とはまた違う展覧会でした。

また、写真のサイズやキャプションが小さいことで、随分苦言をいただきました。

いきなりボロカスに怒られてしまうこともあり、スリリングでしたが概ね好意的に見ていただけたことは救いです。

しかし、今回はこのサイズも大事だったので、ごめんなさいとしか言えません。

2023/02/26


カメラにはのぞき穴があって、そこを覗くと風景が四角く見える。

風景にに近づいたり遠ざかったりしてその四角い世界を楽しむのが僕の写真だ。

四角い形で眺めるということが見ることを新鮮にするように思う。

矩形の魔力だと思う。

 

ちょっと立ち寄ったカメラ屋さんのジャンクコーナーにこんなものを見つけた。

「見るんですカメラ」

きっと「写ルンです」を意識したネームングだと思われる。

写真を撮るのではなく「見る」だけのカメラなんて「対象年齢3才以上」にしてはなかな高度なおもちゃだ。

と、思って覗いてみたらパンダの絵がシャッターを押すたびに変わる仕掛けのものだった。

見るだけのカメラなんて、そりゃマニアックすぎる。

2023/02/25


2025年の予定表。

2025年は再来年だが、奈良のギャラリー勇斎で僕のために個展を計画していただいている。

画廊の展覧会予定メモを写させてもらった。

昨年この予定を伺ったのに、ずいぶん先のことなのでメモも失ってしまっていた。

だから、今日改めて尋ねてみたのだ。

 

2025年3月3日から16日までの会期。

今度は忘れないようにここに書いておこうと思う。

その頃は今の職場を退職し、無職になっている。

そういう生活を想像してもまだ実感がない。

でも制作は引退しないつもりなので、こちらの生活は変わらないはずだ。

元気で生きていたらいい展覧会をしたい と今から思う。

 

予定表、ということで二枚の印刷物をもらったが、それは今年と来年の展覧会年間予定表だった。

三枚目も決まっているが、まだプリントしていないという。

既に三年先の予定がぎっしり立てられていることには驚いた。

オーナー・山中さんの几帳面さというか、いらちを思い知る。

2023/02/23

 


「マイブック 2023年の記録」という本。

昨年末に友人からいただいたものである。

本というか・・・文庫本体裁の日記だ。

新潮文庫から出ている。

いただいたときにはなにか面白いことができそうな気持ちになって期待感が膨らんだ。

 

しかし、気付けば今日は2月の20日。

もう一年の6分の1が終わろうとしているではないか・・・。

何もしないで新品のまま机の横に置いていた。

不覚である。

 

本というからにはなにかが書かれていないといけない。

惹かれて買ったけれど読まない本を想像した。

表紙は眺めているけど、中身は読んでいない本に似ている。

くれた友人には申し訳ない。

2023/02/2


友人・屋良さんが撮って送ってくれた会場風景「四角形の虫眼鏡で 四角形の写真風景を愛でる人」
友人・屋良さんが撮って送ってくれた会場風景「四角形の虫眼鏡で 四角形の写真風景を愛でる人」

昨日、アーティストトークというものをやった。

岐阜県内はもちろん、遠方なのに関西からもたくさんの人に来ていただいた。

このことに驚き、同時に感謝の気持ちを抑えきれない。

 

当日会場に来られたお客さん、小学校時代の友人や、高校時代の後輩、専門学校の卒業生夫婦、短大の元副手さんご夫婦、職場の同僚、勤務先の学生さんとそのご両親、甥夫婦とその子供たち、自分の娘家族と孫、ミュージアムのボランティアさん、それに画廊関係・美術関係の方々・・・。

通常絶対顔を合わせることもない面々が一同に集まってくださり、そこでしゃべる自分の立ち位置・・・というか、アイデンティティが定まらず動揺してしまった。

考えてみれば不特定多数の皆さんを想定ししゃべれば良いものを、それぞれの顔を見ると自分の位置がぴくぴく移動する。こんな経験は初めてだった。

 

展覧会の方は順調に開催されていて、想像以上に多くの人に観覧いただいているようだ。

高齢の方も多く、会場に入って二三点眺めてすぐ退場する人もいる。

出がけに「老眼鏡忘れた」とおっしゃった。

「昨日来たけど、文字が小さく読めないから虫眼鏡を持って今日また来た」という方もいらっしゃる。

 

概ねこのように丁寧に観ていただけているのも、土地柄というか田舎のせいだろう。

無視ができない。

みんな人が良くて親切だ。

有り難いと同時に、申し訳ない気持ちになる。

2023/02/13


岐阜新聞朝刊・2023年02月07日(火曜日)
岐阜新聞朝刊・2023年02月07日(火曜日)

私が高校生だった頃はまだ「岐阜日日新聞」といっていた。

いつの頃からか知らないが「岐阜新聞」になったようだ。

その岐阜新聞に開催中の展覧会を紹介していただいた。

顔写真が大きくてちょっと恥ずかしい。

 

新聞を見たと言って来場される何人かの方に昨日は会った。

高齢の方には、展示作品のキャプション文字が小ささすぎて読みにくいと言われた。

しかしあれ以上大きくすると、文字情報が作品を食ってしまう。

2023/02/12

岐阜新聞・2023/02/07(火曜日)
岐阜新聞・2023/02/07(火曜日)

下呂市に住む友人が新聞記事を持って来てくれた。

取材者も新聞も同じだが、配布地域によって大きさを変えている様子。

この新聞は飛騨版。

2023/02/14

毎日新聞 2023年2 月18日(土)朝刊
毎日新聞 2023年2 月18日(土)朝刊

 

美濃加茂市民ミュージアム隣の「加茂神社」の石灯籠と杉の幹を撮った写真と紹介記事。

展覧会半ばに紹介された。

2023/02/28



かつてはフィルムの調子によって印画紙を使い分けたものだ。

FUJIFILMからでていたフジブロの2号紙・3号紙あたりをよく使ったけれど、フジが製造をやめたのでもう手に入らなくなった。

最近は多階調(マルチグレード)印画紙が主流で、この印画紙は暗室作業には重宝する。

 

ただ、ピンホールカメラにはフジブロの、2号紙・3号紙が良かった。

フィルターも要らないし、2号紙で撮って3号紙で焼くといい感じでプリントができる。

 

美濃加茂でワークショップを、ということになりピンホールカメラで遊ぶことにした。

印画紙が手に入らずメルカリで未開封と開封済の二冊を買ったのだが、使用期限が2011年だった。

10年以上前の商品でずいぶん心配したが、試してみたら使えた。

久しぶりのピンホールは、やはり楽しい。

2023/02/05