写真のプリントができるように、押し入れから引き伸ばし機を出した。
久しぶりだ。
作業台の上に必要なものを準備して、いつでも始められるようにしたのだ。
撮りためたネガのチェックをもう一度した。
1本のネガに1枚使えそうなものがあれば良い方だ。
2枚もあったら万万歳。
それにしても、無駄なショットが多い。
一応、とりあえず撮っておこう・・・というような撮り方がいけない。
ずいぶん吟味し撮っているつもりだが、こうしてネガを見てがっかりする。
1月の2人展で6-10点の写真作品(モノクロプリント)を出品したい。
額装もあるので、そのことも気が重い。
あらたに鉄製のものを作りたいが、ご近所への騒音のことを思うと気後れする。
かつては気にしながらも、どんどん作ったものだが、歳をとったせいか他人に優しく(自分に優しく)なったようだ。
メルカリで買った「Fujica 35-SE」が届いたので、レンズを取り出し加工した。
一度この姉妹機を加工中に壊してしまったことがあるので、慎重になる。
前回の作業での学習が役立ち、無事作業を終えれた。
絞り値F1.9という明るさは、当時のカメラにしては珍しいのではなかろうか。
何よりすごいのは世界で初めてシャッター速度1000分の1秒を達成したカメラだということだ。
1959年製。
66年前のカメラだ。
そのころ僕は6歳だった。
ああ、世の中が白黒の写真の世界だった頃だ。
2025/11/17
30歳まで僕も煙草を吸っていた。
思うところがあり、やめてからもう40年以上経つことになる。
近ごろ喫煙者には肩身の狭い世の中となった。
過去に禁煙に成功した人間は普通の人より煙草を嫌うようで、飲食店で吸われると本当に迷惑な気分になる。
今では「嫌煙権」という言葉も古くなった。
世の中は人類の喫煙習慣を撲滅しようとしている。
個人的には歓迎だ。
徘徊していて「喫煙目的室」という表示を見つけた。
「喫煙室」ではない。
「「喫煙専用室」「加熱式たばこ専用喫煙室」「喫煙目的室」「喫煙可能室」の4つに分類されたのだ。
初めて聞いたが、厚生労働省によって法令化された表示のようだ。
ちなみに「喫煙目的室」は 喫煙が可能で、且つ飲食(主食を除く)も可能 な施設らしい。
なんだか分かりにくく面倒くさいなあ。
役所が絡むと窮屈になる。
2025/11/17

「Schneider-Kreuznach Reommar f3.5/50mm」というレンズのシャッターが取り外された部品をワンコインで購入した。
さいわい絞りはちゃんと動くし、なんといってもレンズの状態は美しい。
コダック社の「レチナ」というカメラがあったが、その普及版といわれる「レチネッティ」のレンズのようだ。
レチネッティは1952年頃の製造なので、もう70年以上前の製品だ。
早速デジカメに付けれるように改造する。
レンズの銅鏡には最短撮影距離が3.6フィートと記されている。
1フィートが30.48センチだから、約1メートルくらいまで近接撮影ができるということだ。
しかし、今回の改造で15センチまで寄れるようになった。
これはヘリコイド付きアダプターのおかげだが、そのおかげで使い勝手はよくなった。
しかもコントラストやシャープさもきちんと備えている。
小型軽量であることも嬉しい。
2025/11/16
1966年に発売された[YASHICA Electro35]というレンジファインダーカメラのジャンクからレンズだけ取り出してデジタルカメラに取り付けて試写してみた。
YASHINON-DX 1:1,7 f=45cmというレンズだ。
59年前のレンズなので、この個体はデジタル映像を記録したことがない。
今日からはデジタルレンズとして活躍して欲しい。
開放F値が1.7というから、明るいレンズだ。
それにコンパクトでずっしり重い。
この重さも古いレンズの魅力として僕はとらえている。
問題はゴーストが発生しやすいことだ。
立派なフードを付けてやっても生じる。
こういう現象を写真の中に活かす訓練がまだできていなくて、いきなり現れると戸惑う。
2025/11/10
Agfa Silette Rapid Fというカメラ。
1964年に製造された。
この年に日本で初めてのオリンピック「東京オリンピック」があった。
「こんにちわ、こんにちわ、世界の国から~」三波春夫でございます。
あれから61年。
このカメラは61年前のアグファ社が作ったカメラだ。
レンズの調子はカビ痕や傷で良い状態ではなかったけれど、デジカメに移植できる状態にした。
今日試写してみた。
逆光にきわめて弱く、コントラストが落ちる。
ピントリングも回しにくくて、ちょっと意気消沈していたが、一枚だけ妙な写真が撮れた。
現代のカメラではこうはいかない。
こういう奇跡が古いレンズではたまに起きる。
2025/11/03
ジャンクカメラを買うようになった。
以前なら見向きもしなかったものなのに、最近はとりつかれたように反応する。
凝り性のせいもあるが、あまり良い傾向ではないことを感じ始めている。
気づくのがいつも遅いが、まあ気づくのだから良いことだ。
先日は三台ものカメラを買った。
三台で2300円だからこれは高いのか安いのか。
趣味のない人からすれば無駄遣いだ。
しかし、趣味とはそういうものだ。
分相応の金銭感覚なら趣味もよし。
レンズを取り外し今のカメラに取りつけるわけだが、最近はカメラの顔を見るだけで写りが想像できる。
たいした能力だ。
製品版では近距離が1メートルまでしかピントが合わないレンズを、無理やり20センチ近くまで寄れるようにしたりもする。
製造メーカーが推奨する距離ではないので、当然その範囲内は写りが良くない。
極度に軟調描写になったりする。
いつも硬派で真面目な顔をしている人物の軟弱な側面を見るようだ。
それも面白い。
2025/11/03
[M.G.RAIN AUTUM SESSION 2025]という展覧会に参加する。
藤岡耕太郎・藤田修・坂田峰夫・杉野信也・雨宮一夫・日下部一司というメンバーだ。
展覧会に参加する、と言ったが依託作品で構成する恒例のギャラリー企画展だ。
私の場合は新作を出品するわけでもなく、過去のモノクローム写真の展示である。
2025年11月8日-12月7日
開廊:土曜日・日曜日
午後2時-7時
Momochrome Gallery RAIN
〒154-0001 東京都世田谷区池尻 3-6-9
東急田園都市線 池尻大橋駅 西口から徒歩3分
tel & fax : 03-5432-9200