角材を切断するときに、切断面が直角になるように切りたい。
あるいは、45度きっちりに切断したい。
ま、これはスコヤを使って印をして、のこぎりで切ればいいのだが、なかなか上手く切れないものだ。
熟練がいる。
その域まで達していない僕は、治具を作ることになる。
以前にもこれと違う形のものを作ったことがあるが、今回のこれはシンプルで使いやすい。
ベルト状の磁石を定規面に埋め込んだ。
YouTubeなどでは小さな金属製の円い磁石を取り付ける方法が紹介されているが、この磁石部分は工夫した点だ。
2024/07/31
今日、思いがけなく この葉書が届いた。
2002年頃、管制葉書を使って「文通」をしていたことがある。
葉書に鉛筆で用件を書き相手に送る、
相手は文面を読んで、消しゴムで葉書の文章を消し、新たに自分の返信を鉛筆で書き、切手を貼って送り返す。
届いた葉書を僕が読んで、消しゴムで消してから切手を貼っ返信する・・・。
という繰り返しをするのである。
たくさんの人とこれで遊んだ。
その頃の葉書がまだ残っていたといって、神戸のTさんが今日返信をくれた。
もう20年以上前の葉書が「現役」で文面を運んできたのだ。
良い感じで使い込まれて古びている。
痕跡の魅力だ。
早速、消しゴムで消して返事を書くことにした。
2024/07/26
ノミを古道具市で買った。
錆びついていたけど、錆を落とし研いだらきれいになった。
まだまだ使える状態だ。
ノミは各種持っているが、このような極太は見たことがない。
800円という価格も手伝って即買いしてしまった。
刃裏から柄に向かっての直線が良い感じだ。
形が気に入ると眺めるだけで楽しい。
2024/07/25
去年に引き続き「兵庫県展」の審査に行ってきた。
分野は「写真」で、自分がそんな場にいることが不似合いで申し訳ない。
定年退職後の久々の「仕事」でした。
やっぱり、仕事っていいなあ。
ポスターのイラスト・・・。
目の部分は「県」という文字からできている。
2024/07/24
際鉋(きわかんな)の存在は知っていたけど、自分が使う場面が想像できなくて興味もなかった。
ところが昨日、古道具市でガラクタ際鉋を買ってしまい、今日はその調整をした。
使ってみたら、普通の鉋では削れない細部が削れる。
良い感じだ。
なんといっても斜めに刃が付いているので、イスカ仕込み鉋のように削りやすい。
うまい具合に手の中におさまり、重さも良い。
気に入ってしまった。
2024/07/23
いくつか喰い切りを持っているが、こんなに角張ったものを初めて見た。(写真右)
それだけで欲しくなり、また工具を増やしてしまった。
たぶん昭和時代の古い製品だと思う。
父が存命だった頃、使用中の剪定ばさみ(写真左)をもらった。
盆栽が趣味でいくつもの剪定ばさみを持っていたのだ。
持ち手が赤く塗ってある。
父はこのように赤いペンキをよく塗っていた。
で、この「喰い切り」も最初から赤い色が塗ってある。
当時・・・といっても何年の頃か定かではないが、恐らくこのように取っ手の赤い工具が多かったのではないかと推察する。
バネの形も同じだ。
この手のバネは今日では使われることがない。
2024/07/21
オークションで買った小さな花台?が届いた。
価格は310円・・・競う人もなく安かったけれど、送料の方が何倍も高かった。
出品者は北海道に住む人だった。
裏面に「明治四拾五年一月 別海村 近藤和吉」と墨で書かれている。
別海村とは現在の別海町だろう。
明治45年は大正元年、1912年である。
この年の7月30日に明治天皇が崩御され、その日以降 年号が改まり大正元年となったのだ。
明治45年、今から112年前に近藤和吉さんがこれにサインをした。
当時の別海町の一月は極寒だったことだろう。
心なしか文字が震えているように見える。
相当にくたびれた物だが、よくこれまで無事で原形を保てたものだと、ちょっと感動する。
古傷の「割れ」があったので修理した。
直したらしゃんとした。
2024/07/21
久しぶりにCONTAX S-Planar 1:2.8 f=60mmを使った。
大きくしかも重いので、持って出かけるのにはちょっと覚悟がいる。
でも写りは抜群にいいな。
雨の後、水たまりができて良い風景。
2024/07/19
一年に何度使うのだろう。
しかし、欲しい時にすぐ使えるような環境を整えておきたい。
もちつきの臼みたいなものかな・・・。
こうして僕の周りは物に溢れる。
困ったものだ。
しかし、そうすることで安心するわけで、不安よりは安心を選んでしまう。
ディスカウントショップで、半額商品を見つけて・・・悩んだ末購入した。
今日はそのケース(木製)まで作ってしまった。
購入したのは裁断機。
何枚もの紙を重ねて「ズバッ」と切る道具だ。
写真を本形式にまとめたいと以前から思っていて、近いうちに出番が来ることを願う。
2024/07/15
「コッパ」を漢字で書くと「木っ端」である。
【木っ端】
①木のきれはし。
② ( ①から転じて ) 石の破片。 石のかけら。
そのコッパ(砥石)を昨日衝動買いした。
「中山合砥」とスタンプがある。
自然石でもあるし、同じ「中山合砥」でも、個体によって特性がいろいろあるようだ。
僕の買った砥石は安かったから、上等品ではないだろう。
かけらの形がぎゅっとしまっていて良い感じだ。
小さく、薄い上に厚みが部分的に違う。
安定が悪いから「木っ端」で砥石が水平になるような台を作った。
この結果、使える厚みが3ミリほどになった。
2024/07/07
というわけで、酸化被膜を薬品で作ってみた。
ムラになったが、これで赤錆の被害から少しは逃れられそうだ。
黒い庖丁・・・菜切り包丁なんかで使い込んだ庖丁が黒くなっているのを見かける。
ああいう感じで、落ち着いた色合いと言えなくもない。
ちょっと黒すぎる気もする。
使いながら、この効果を検証することにしたい。
2024/07/05
あれですね、錆びますね。
すぐに・・・絵に描いたように錆びる。
すごいスピードです。
鉄って錆に弱い。
「一司」名入り庖丁。
錆びます。
そうやって水洗い。
乾燥した布巾で拭いて片づける。
手がかかりますが、研ぐのが楽しい。
まあ、普通は嫌われますね、この錆び方。
酸化被膜を作る必要があるな。
試みてみよう。
2024/07/04
古典印画やシルクスクリーンの作業ができるようにしようと思いながら3ヶ月が経った。
今すぐ必要ではないけれど、いざというときにはすぐ使いたい。
パネルやシルク枠の乾燥箱だ。
廃材を使って作ることにした。
以前、このボックスの構想を練ったことがあったが、その時はもっと大掛かりなものだった。
しかし、収納空間のことを考えると必要最小限の大きさにせざるを得ない。
小さなサイズで3枚乾燥できる簡単な仕様にした。
ドライヤーで温風を送り乾燥させる。
内側は黒で塗り、光対策も考慮してある。
乾燥箱の底にメルカリで買った「焼き印」の試し捺しをした。
「2024630」という数字は制作年月日。
こうして捺してみると、日付記録の存在感を感じる。
今日は2024年7月1日月曜日。
毎日の日付を焼き印で捺していったら、時間がそこに記憶されるような気がする。
河原温ので日付絵画を思い出した。
たしか、荒木 経惟も日付を撮っていたな・・・。
2024/07/01