ハーフサイズの [ OLYMPUS PEN ] が1960年代に流行った。
通常のフィルムサイズの半分を使って撮影できるので36枚撮りフィルムで72枚撮れる。
しかし、半分を使うので画面は縦型である。
普通にカメラを構えると縦の写真が撮れるのだ。
この見え方が大変気に入って、僕は今でもオリンパスペンを使っている。
ずいぶん前にオリンパスがデジタルカメラの [ OLYMPUS PEN ] を出した。
発売前から気になってそわそわしたものだが、ファインダーをのぞくと縦型ではなかった。
これではオリンパスペンではないじゃないか!と、ひどくがっかりしたものだ。
縦型写真が普通に撮れるのがペンだから・・・。
オリンパスはその後も縦型のペンを出さない。
ところが最近 FUJIFILM がハーフサイズ型のデジカメを出した。
[X half]である。
これは縦型ファインダーを持つ。
ちょっと惹かれるが、購入する元気が今は湧いてこない。
2026/04/30
様々なものは単独で存在することがなくて、周りの環境と何らかのかかわりをもってそこにある。
写真を撮るのもそういうことが面白いからではないかと改めて思うのだ。
銀行のカレンダーに載るような写真にはならないが、捨てがたい風景に出会うと記録しておきたくなる。
意図せず無意識に あるいは偶然にでき上がった、作為を感じない風景がいい。
2026/04/28
(SONY NEX-7/OLYMPUS D Zuiko 1:2.8 f=3cm)
近所を徘徊していると、水田の近くから飛び立つ「キーキー」鳴く鳥が攻撃を仕掛けてくる。
攻撃というか、こちらに向かって飛んできて威嚇する。
昨年は上空でトンビをしつこく追い払うこの鳥を見かけたものだが、そういえば今ごろの季節だった。
たまたま今朝はOlympus Penの交換レンズ「Zuiko Zoom 1:5 f=100-200」をつけての試写散歩だったので、この鳥を撮影することにしたのだが、これがまたシャープさを欠く軟調レンズだ。
何枚か撮ったが、この目的に合わずどれもがピリッとしない写りだった。
200ミリの望遠域でこの鳥を狙ったら、なんと子連れである。
この付近に巣があるのだろう。
ヒナが二羽いる。
パソコンで画像を調整し、AIに鳥の名前を聞いてみたら「ケリ」という鳥だという。
そういえば「キーキー」ではなく「ケリッ、ケリッ」と鳴くように思えてきた。
解説を読みながら、なるほどと思う。
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AI による概要
写真に写っている鳥はケリです。
チドリ目チドリ科に分類される鳥です。
頭から首にかけては灰色で、足が黄色くて長いのが特徴です。
主に水田や湿地に生息しており、繁殖期には非常に気が強くなることで知られています。
「キリッ、キリッ」と歯切れの良い大きな声で鳴きます。
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2026/04/20
(SONY NEX-6 / Zuiko Zoom 1:5 f=100-200)
春になって植物の成長が著しい。
昨年の夏には、里山の樹木が 葛の蔓に覆いかぶさられ 息絶え絶えになっている光景を見た。
そうしたことを防ぐために「蔓切り」をしないといけないのだが、山の持ち主はそこまで手が回らないようだった。
で、この春になって休戦期間を終えた蔓植物の攻撃が再度始まる。
まるで戦争のせめぎ合いのようで、動植物の残酷さというか考えの至らなさを感じる。
昨日、大和高田市に徘徊に出かけたら、空き家が占領されようとしていた。
眺めとしては面白いが、光合成を求めた なりふり構わぬ植物の凄ましさが怖くもある。
それは人間と同じようでさらに怖い。
2026/04/19
(SONY NEX-6 / AIRES CAMERA TOKYO H CORAL 1:1.9 F=45cm)
CANON Demi を分解した。
レンズをデジカメ用に改造するためで、2台目に続き一昨日3台目を手がけた。
今回はレンズの状態が非常に良く、工作も上手くいったので今日はその試写をした。
これ以上のものはもう作成できない。
今日は所用で名古屋に行ったのだけれど、トンボ返りだった。
試写どころではなかったが、何枚か写してこのカメラのレンズのことがようやく知れた。
3台も解体してわかった事実は、デジタル撮影には向いていないということだった。
カラー撮影が良くない。
しかし、モノクロームで撮ると、えもいわれぬ味わいを発揮する。
レンズ自体はシャープなので、白黒写真は気持ちが良い。
そういえばかつて、あの Carl Zeiss G Biogon 28mm f2.8 を購入したはいいが、四隅がマゼンタ系に変色する事があった。
天下のカールツアイスでさえ広角レンズはデジタルでこのようなことが起きる。
そのことを知っていただけに、今回のこれもさほど驚かない。
フィルム時代のレンズは、デジタルカラーに対応していないのだ。
で、ものは考えようである。
フィルムにカラーとモノクロがあったように、モノクロ用レンズとして使えばいいのだ。
モノクロレンズとカラーレンズ。
このように考えたら、キャノンデミは優れたモノクロレンズだと思う。
それが今日の結論だ。
2026/04/16
コンクリートの隙間にも新しい芽が育ち始めている。
枯れてしまった古い植物の根っこが生きていたのだろう。
幽体離脱のような光景だ。
毎回同じ場所を撮っているので、被写体への興味がない。
レンズを取り換えていつもの散歩道を歩くのだけれど、写真を撮っている実感がないのだ。
試写だから仕方がない。
レンズのガラスを撮っている気持ちだ。
ガラスを撮る・・・とは妙な言い方かもしれない。
透明な個体に光が入って、その個体自体が風景を使って反映されるというような感覚なのだ。
2月からこんなことばかりやっている。
2026/04/14

JR王寺駅構内のコンクリート柱にこんな埋め込みがあった。
「N-5000 コンクリート 1972」
たぶん社名の略称だと思うが「日工」という文字らしきものがデザインされていた。
焼き物で作られたこの埋め込み部分は、恐らく1972年に作られたもので、構内のこの柱も近い年代に立てられたものだと思う。
1972 年といえば、僕が大阪に出てきた年だ。
あれから54年。
この駅を利用するようになってもう30年以上経つけど、これの存在を知らなかった。
1972という文字が当時の記念写真のようにも思える。
2026/04/13
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画像検索でAIに聞いたら下記のような説明があった。
↓
この円形の白いプレートは、柱種標(ちゅうしゅひょう)と呼ばれる、電柱などのコンクリートポールの仕様や製造年を記した銘板です。
プレートの記載内容は、一般的に以下のような意味を持っています:
1972:このポールが製造された年(西暦)を表しています。
コンクリート:ポールの材質がコンクリートであることを示しています。
N-5000 / N-500:
N:製造会社(例:日本コンクリート工業など)の略称、あるいはセメントの種類(普通ポルトランドセメント)を指す場合があります。
500 / 5000:ポールの設計荷重(強度)を表す数値です。例えば「500」であれば、設計荷重が 500kgf(または 500daN)であることを示しているのが一般的です。
このようなプレートはセラミックなどの材質でできており、電柱の地際から数メートルの高さに埋め込まれています。電柱の管理や、耐用年数を確認するための重要な情報源となります。
レンジファインダーカメラのレンズを加工し楽しむ遊びをこ半年ほど続けている。
驚くような写りをするレンズもあるが、たいていは時代相応の描写をする。
拭き傷やカビ痕のあるものにもよく出会う。
その描写を愛でることが古い時代のレンズを使うささやかな遊びだ。
そういうレンズだから表現できた写りも稀にあってやめられないが、リスクも多い。
自作加工レンズを使っていると、たまに使う製品版一眼レフレンズの描写が新鮮だ。
日ごろ、だいたいの写りばかり見ているのでそう感じるのかもしれない。
SOLIGOR 1:2.8 f=35mmをケースの隅っこに見つけ使ってみた。
草花を撮ったらいい感じでボケる。
ずいぶん以前に破格値で買ったもので古い時代の味がする。
2026/04/10
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SOLIGOR(ソリゴール)は、主に1950~80年代頃に販売されていた交換レンズやアクセサリーのブランド名。ドイツ系の商社ブランドで、自社工場というよりは日本(サン光機・田中光学など)や他国のメーカーに製造を委託して、各種マウント向けのレンズを世界に販売していた。
改造したCanon Demi EE28のレンズを2本持っている。
今日はフードを工夫してつけたので、その一本を持って徘徊した。
天王寺から梅田コースだ。
広角レンズには直線がよく似合う。
2026/04/08
1950年や1960年代の古いジャンクレンズでこの二ヶ月ほど遊んだ。
レンジファインダーカメラのレンズを無理やり取り外し、自分で加工して使うものなので アタリハズレ も多い。
今日はちゃんとした製品レンズ(MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7)を使ったら、やはり使いやすい。
このレンズも1966年製造のものだけれど。
2026/04/07
写真製版と呼んでいました。
写真を網点に分解しシルクスクリーンで印刷するのですが、点の細かさで写真の再現性が高まります。
デジカメの画素数のようなもので、点が細かいほど写真に近い印刷ができるのです。
で、先日The Third Gallery Ayaの展覧会を拝見した折、まるで写真のようなシルクスクリーン版画に出会いました。
動物の顔が絵の具で描かれているのですが、最初オリジナルの水彩かと思って見ました。
オーナーの綾さんからシルクスクリーン作品だと聞き、よく見たら・・・よく見てもオリジナルドローイングです。
斜めから光を拾いながら観察すると微妙な光沢があります。
これはまさにインクの光沢なのでした。
岡部版画工房で刷られています。
岡部版画工房といえばその道の著名な工房で、さすが・・・と感心しました。
網点の存在がそこにないのです。
まるでマジックです。
そこで、版画と写真はどのように違うのかと考えるにいたるのです。
版画が「写真のよう」なのは「写真である」こととどう違うのか・・・。
販売目的では、エディションがどちらも可能なのでどちらでも良いように思えます。
版画を僕が始めた頃、複製のための版画を嫌っていました。
版画は版画でないとできない表現があるはずで、それを追求していくのが版画表現の拡大であると思っていたのです。
ところが、この版画は極限まで複製に向かっている。
まるでクローンのようです。
印刷技術の拡大という別のモーメントが動き出しているのかな・・・。
2026/04/07
Canon demi のレンズをデジカメに付けて使っている。
周辺がマゼンタに写ってしまい、改造当初は使い物にならないと思ったが白黒写真を専用に撮るようにしたら気に入って手放せない。
被写界深度が深いので ほとんどピント合わせも要らない。
糸巻きや樽型の収差も少なく、直線の多い建物も自然に写る。
なにより小さなレンズが愛らしい。
2026/04/06
テレビをあまり見ることがない上に、芸能関係にも疎いので、ポスターに登場した人物が誰なのかわからなかった。
「ルービンリキ」というコピーの方に目が行って写真を撮った。
長州 力(チョーシュウリキ)みたいなカタカナが気になって調べたら、写っている男性が目黒蓮だと知った。
そういえば名前は聞いたことがある。
顔も見たことがあるはずなのに、覚えていなかった。
AIに聞くと、そのポスターに書かれた「ルービンリキ」という逆さまの文字は、昭和初期のレトロな広告デザインを再現(オマージュ)したものです。と教えてくれた。
さすがにそれは僕も見てわかった。
ポーズもその時代のものをまねているように見えるが、コピーほどに明確なインパクトがない。
というか、それがほとんど無いので「ルービンリキ」だけが宙に浮いた広告に見えたのだ。
古いポスターは着物姿の女性が多かったが、ここでは男性なのにも原因がある。
ちぐはぐさがちょっと気持ちが悪いが、その気持ち悪さゆえに目を引いたのかもしれない。
「ルービン」が髪の毛部分にあり「リキ」が背景の青い部分に書かれているので「ルービン・リキ」と読んでしまう仕掛けのようにも思える。
それなら、いっそ長州力を起用してこれをやったらどうか・・・と思ったが、そうしたら広告効果の点で疑問が残る。
まあ、いろんな点ですっきりしない。
デザインのこういう攻めかたもあるのかもしれん。
たまたま貼られていたガラスが昭和的で、またそれが中途半端に気持ち悪い。
2026/04/03
禁断の領域に入ってしまった。
最近は古いレンズの加工を趣味としているが、なんと絞り羽根の分解・清掃・組み立てをしたのだ。
自分を「凄い」と褒めてやりたい気持ちになった。
Airis 35-ⅢLというカメラをメルカリで買ったのだが、ジャンクのくせにレンズがチリ一つ無く新品のように美しかった。
カメラの分解をしているうちに、絞り羽根が一枚外れたことに気がついたのだ。
放っておけない。
こうなったらダメでもともと。
意を決して絞りユニットの中をのぞくことになった。
絞り羽根を触るなんて、自分にとっては危険な行為だと思い絶対近寄らないようにしていたのに、昨日は必要に迫られてその領域に立ち入ってしまったた。
全体の構造がシンプルだったこともあり、時間がかかったけれども元通りに復元できた。
おかげでユニット内の構造がやんわり理解できた。
嬉しい。
少し賢くなった気がする。
2026/04/01